販売促進企画の考え方

  1. 計画・企画
    サロンミーティング等においてスタッフ全員で計画を立てましょう。販促計画を身のあるものにするには、スタッフ全員の意識の統一が必要です。全員で同じ価値観を共有しましょう。
  2. 販促物制作・実行
    入念な計画の後に実際にツール制作、ポスティング・ハンティング・店内プロモーション・等の実行に移しましょう。全員で一丸となって計画に向かって突き進みましょう。
  3. 結果検証・次回への考察
    ここでやりきって燃え尽きてしまってはいけません。一番大事なところで見落としやすい部分です。必ず行った計画・活動に対して効果測定を行いましょう。効果が出たのか・出なかったのか?何が良かったのか・何がだめだったのか?これなくして次回の計画は絶対に立ちません。

 

消費者本位の企画を考えましょう。

サロン様や美容業界において、【次のキャンペーンはこれを売ろう】【これだったら少し安く売っても良いかな】等サロン本位の企画になっていませんか?大事なことは何が売りたいか?ではありません。お客様は何を欲しがっているか?です。今現在美容市場で何が注目されているのか?お客様は何を欲しがっているのか?全員で話し合い、市場調査を行いましょう。売り手本位の企画では空回りするだけです。どれだけ良い企画を作っても欲しがる人がいないのでは絶対にいい結果は出ません。すばらしい企画を作ったことに満足をしてはいつまでたっても結果はついて来ません。まずは自分のサロンに来店していただいているお客様・自分のサロンがある地域の皆様の動向を的確に捉えることから始めましょう。

 

紹介お願いします。という言葉の意味は

良く見かけるサロンでの1シーン。【紹介客の方がリターン率いいし・・。】【紹介カード作って特典をつけよう】【紹介をあおろう】・・ 施術後お会計時にサロンカードを一緒に紹介カードを渡し、「良かったらお友達のご紹介お願い致します。特典もありますよ。」
ちょっと待ってください。紹介ってそもそも何でしょうか?例えば貴方がとても気に入っているラーメン屋さんがあるとします。びっくりするほどおいしかったとします。次の日に、サロンに出勤した時に「昨日、と・あるラーメン屋さんに行ったんだけど、超うまかった。今までに食べたことの無い様な味でさー」こんな感じでスタッフの方々に思わず話しすることでしょう。人は何かを感じた時にどう感じたかを付け加えて誰かに話したくなるものです。美容の仕事は特に人間が人間に行うコミュニケーションの仕事です。紹介カードもらったから・特典があるから紹介するわけではありません。その日来店された時間の中で何か今までとは違う何かを感じるからこそ紹介したくなるのです。貴方はご来店中に何か違うことを感じさせることが出来ましたか?出来たとするなら紹介カードなどなくても、お友達を紹介してくれるはずです。

ご紹介カードなどのツールを使う時は、「今日施術させていただいた○○○について、良いと感じたら是非お友達をご紹介下さい」と何を紹介して欲しいのかを付け加えてお渡ししましょう。もちろん効果ある施術を行ったとしての話ですが、効果は間違いなく上がります。
これも消費者心理を考えた効果的な販促活動と言えるでしょう。